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サラリーマン向けの東京-大阪を結ぶ夜行バス

東京-大阪を結ぶ夜行バスというのは、全国の路線の中でも最も需要が高く、乗車率も高いことで知られています。そこで、バス会社が力を入れるようになったのは、一般の乗客ではなく、サラリーマンをターゲットとした、少し乗車料金が高い夜行バスです。では、なぜサラリーマンをターゲットとする戦略を、各バス会社が立てたのか、それについて考えていくことにします。まず、サラリーマンをターゲットとした背景に、東京-大阪の区間は、新幹線や飛行機などとも競合しているという視点を忘れてはいけません。新幹線や飛行機に打ち勝つために、バスの運行会社は運行時間に着目しました。東京-大阪間の夜行バスの場合、大体夜の10時頃の出発となっています。出発時間を夜の10時という絶妙な時間帯に設定したのには理由があります。

それは、競合相手である新幹線よりも少し遅く出発することができるという夜行バスの強みを打ち出しました。東京-大阪は出張で新幹線を利用するサラリーマンがとても多いです。しかしながら、新幹線の最終便は9時30分頃となっています。そこで、新幹線の最終便を逃してしまったサラリーマンの受け皿になるよう、夜行バスは戦略的に出発時間を夜の10時台としています。これにより、新幹線に乗れなかった乗客の受け皿となることができます。さらに、乗車料金を1万円から高くても2万円に設定していることには理由があります。それは、新幹線の乗車料金にホテル代をプラスしても安くなるような価格設定をしています。これらの二つを天秤にかけたところ、やすいという理由で夜行バスを選ぶサラリーマンは多いです。

実際、新幹線の最終便に乗れなかったサラリーマンが、当日予約で夜行バスを利用するケースというのは増えています。さらに、特筆すべき点は、夜行バスの場合翌日の8時頃までには東京に到着しているため、そのまま出勤することも可能です。狭い4列シートに乗車して早朝に東京に到着し、そのまま出社となると身体的にかなり厳しいです。しかし、サラリーマンをターゲットとしたラグジュアリー路線では、個室でなおかつリクライニングが利用できる座席なので、夜行バス特有の疲れ知らずで翌朝そのまま出社をすることができるのです。こうして戦略的にサラリーマンをターゲットに据えたバス会社は、功を奏しています。実際、ラグジュアリー路線の夜行バスのサラリーマン利用客は増えていて、利用者の増加につながっています。

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